最終更新日2007年2月5日
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マリー・ホール・エッツ作絵
松岡享子・訳 徳間書店 1,365円(税込)
表紙の絵がペニーさん。ペニーさんと、ペニーさんがこよなく愛する
ちょっと怠け者の動物たちのお話。エッツのデビュー作。
絵本というより、ほとんど読み物といっていいくらいの文章量。
絵本部屋では、この本をメインにして1ページずつ輪読しましたが、
読み終わるのに30分以上かかってしまいました。でも、こんな
機会がなければ、読まなかった人も多いはず。
ハッピーエンドで気持ちいい読後感です。
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マリー・ホール・エッツ作絵
松岡享子・訳 徳間書店 1,470円(税込)
農業祭でたくさん賞をとったら、みんなで観覧車に乗ろう!
すっかりはしゃいでしまった動物たちは、とんでもない事件を起こします。
絵本部屋2日目のときに、上の『ペニーさん』が売り切れてしまったので、
最終日はこちらを輪読。上が縦書きに対して、こちらは横書き。
これも30分以上。やっぱり読後が気持ちいいのは同じです。
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マリー・ホール・エッツ文絵
山内清子・訳 偕成社 1,470円(税込)
牧場の牛が友だちをパーティーに招いてごちそうしましたが、
草の嫌いな動物たちもいたのです。自然界のありのままを伝える絵本。
3色刷で、ピンクと黄色がかわいい色づかいです。内容はのんび〜り
している面もありながら、結構シビアな面もあり。『わたしとあそんで』と
同じような太陽が、優しいまなざしでいつも見つめてくれているのがいいですね。
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ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ文 アイリーン・ハース絵 ほしかわなつよ・訳
童話館出版 1,365円(税込)
人は誰でもその人だけの小さな家をもつ必要があります。子どもが
一人で過ごす時間と場所の大切さについてじっくり説いた絵本。
まさに今回のテーマの主旨の絵本。この絵本と出会ったときは目からウロコでした。
こんなテーマが絵本に存在するなんて! 子どもだけではなく、大人にとっても
大切なことが丁寧に描かれています。
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ルイス・スロボトキン作 山主敏子・訳
偕成社 1,260円(税込)
秘密の隠れ場所を探すスーザン。まわりの大人たちも素敵です。
最初は必要性があって隠れ場所を探していたスーザンですが、
その場所を最後まで誰にも教えなかったことに意味があるし、これからの
スーザンについても未来が広がります。最後の1ページの素敵なこと!
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片山令子・文 片山 健・絵
ビリケン出版 (のうさぎのおはなしえほん3)1,365円(税込)
からっぽな気持ちを抱えて何もする気が起こらないのうさぎさん。
からっぽな具合を穴を掘って表現しました。
自分で掘った穴の中にすっぽり入ったのうさぎさん。「こうしていると
あんしんする」。からっぽな気持ちのときに一人でその内面と向き合い、
からっぽにどっぷり浸ると見えてくるものもあるんですよね。
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工藤ノリコ・作 佼成出版社 1,365円(税込)
スーパーマーケットへお買い物。今日は何を買おうかな。
ママがいない隙に、お菓子をカゴに入れちゃえ!
工藤ノリコさんの絵の魅力が凝縮された一冊。スーパーの
品物を見るのも楽しいし、店内の客のそれぞれのドラマ?を
みるのも楽しい。ニワトリママが買ったものが、家に帰ってどんな
料理に変身するかも見ものです。一見、表情ともみえるヒヨコたち
ですが、感情の起伏が伝わってきます。不思議〜。
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工藤ノリコ・作絵 教育画劇 1,050円(税込)
セミくんがいよいよ今夜・・・。夏の夜のすてきなパーティー。
最初の見返し(茶色無地)、最後の見返し(水色無地)、裏表紙、
すべてをじっくり見ると、発見がいっぱいです。登場人物(虫)たちが
暮らす小さな世界も丹念に書き込まれています。それぞれの巣は、
こういう位置関係だったのね〜、とか。セミくんの室内も、脱皮の瞬間も
魅力的。生命の喜びを満喫しているセミくんに幸せを感じます。
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工藤ノリコ・作 学習研究社 1,260円(税込)
コブタのきょうだいは、ベッドに入って、どんな夢をみようか考えます。
ジャングル、お城、海賊・・・。夢がいっぱい!
現実を夢は切り離されているものじゃなく、現実にあるものが、
夢のなかにもたくさん登場します。何回も何回もページをめくって
いろいろ探せちゃう。そして、子どものころに描いた夢の世界って、
こんな世界かもな〜なんてことを思い出すかもしれません。
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越智典子・作 出久根 育・絵 偕成社 1,470円(税込)
熱があって寝ていたひさこちゃんのおふとんが、みるみるうちに・・・。
イギリスの子どもの詩集で、掛け布団だかベッドカバーを海にみたてて
おもちゃの船で遊ぶのがあったけれど、これは海ではなく雪山。
そこに住む小人たちが、すごいしかけ装置をつくって熱をさげてくれます。
ほとんど言葉がなく、言葉があっても小人たちの話す言葉は人間には
わからない言葉(想像することはできるけれど)。静かな静かな絵本です。
お見舞いにもピッタリ!です。
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ルイス・トロンダイム作 講談社 1,575円(税込)
パリで生まれた文字なし絵本。人生の暗喩か、ギャグか?
1ページ完結で、何話も入っています。そのどれをとっても主人公のO氏が、
向こうの崖に渡ろうと奮闘する話。あの手この手を使いつつ。そして、どれも
失敗。パターンは同じなのに、そこにいたる方法がいろいろあって、結末が
わかっていても笑えます。
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大島妙子・作 金の星社 1,260円(税込)
湖のほとりで静かに暮らす猫吉一家。ゆったりとほのぼのとした日々。
そして感動のラスト!
春と夏のお話が1話ずつ。「秋冬」編も出ています。生地を売って生計を
たてている猫吉一家。あくせくと働いているわけではなく、のん気に暮らして
います。屋台を押して行商に出、その昼休みのほんのひと時に息子が
出会った人たちが、夜遅くまた訪ねてくるというパターン。たくさんではないけれど
セリフもあり、ゆったりと一こま一こま楽しめます。
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クェンティン・ブレイク作 千葉茂樹・作
あかね書房 1,680円(税込)
おばさんの家で過ごす夏休み。お屋敷の庭にもぐりこむと
びっくりするものが現れた。みどりの船。ぼくたちは忘れない、あの夏を。
お屋敷のトリディーガさんと庭師が、みどりの船で子どもたちに接する様子は
見事です。みたて遊びの真髄がここにあるような。また姿を見せない
船長にも、読者はいろいろと想像を働かせることができます。参加者の
なかには、トリディーガさんは認知症かも・・・とおっしゃった方がいましたが、
なるほど、そんな読み方もできると思いました。
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クェンテイン・ブレイク作 さかいきみこ・訳
小峰書店 1,365円(税込)
博士ご自慢の10羽のインコ。インコたちは博士の毎日
同じあいさつに飽き飽き。からかってやろうと隠れます。
いわゆる探す絵本なんですが、それと気づくのは結構
後になってから。私も最初に読んだときそうでしたが、参加者の
みなさんもそうでした。隠れているときのインコの表情と姿勢が
笑いをさそいます。インコの数にも要注意!
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夫婦のところにやってきた赤ちゃん、ザガズー。初めはかわい
かったのに、次々と変身をとげ・・・。
これは「おたなたちの〜」ならではの絵本でしょう。きっと子どもが
読んだ感想と、大人が読む感想は違うでしょうね。自分でさえ、
最初に読んだ印象と最近読んだ印象が異なります。
子どもの成長、親子関係の縮図がここにあります。
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●6月のテーマ(bT9) 韓国の絵本
2006年 6/19(月) 6/22(木) 6/23(金)10:30〜12:00 参加者10人
絵本界にも韓流ブーム!? 次々と韓国の絵本が翻訳されています。
韓国の絵本にみる、韓国の風土、日本との共通点、相違点・・・。
お隣の国を絵本からのぞいてみましょう。
ペンギンハウスのイチオシ!
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イ・テジュン文 キム・ドンソン絵 チョン・ミヘ・訳 フレーベル館 1,260円(税込) 母さんはいつ帰ってくるの? 坊やの思いがずっとずっと続きます。 どこか懐かしい情景とともに。
なんといっても絵がステキ。光の差しかた。そして、ストーリーの間がいい。 詳しい背景はわからない、ただ、子どもが願う母親への気持ちだけが描かれて います。最後のページの絵をよく見るかどうかで、この絵本の印象はだいぶ 違うのじゃないかな。新刊ででたときから、ペンギンでは人気の一冊です。 |
ペンギンハウスのニオシ!
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イ・ホベク作 黒田福美・訳 平凡社 1,575円(税込) 家族が出かけている間、ベランダのうさぎは家に入って、あれもこれも やってみた。いつも試してみたかったことを・・・。
チマチョゴリの絵がなかったら、韓国の絵本だとまったくわからない。 欧米とは思わないかもしれないけど、日本の絵本だと錯覚しそう。 それくらい、この団地の室内が、どこにでもある風景です。 あるとき、外出から帰ってきて、外で飼っているはずのうさぎのフンが 室内にあったら、こんなことを想像するんじゃないかな。どこの場面でも うさぎがフンをしているのが、人間らしくしていてもやっぱりうさぎだな〜 という感じでかわいい。 |
ペンギンハウスのサンニオシ!
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ユン・ドンジェ作 キム・ジェホン絵 ピョン・キジャ訳 岩崎書店 1,365円(税込) 雨の日、ビニール傘をさして登校してきたヨンイの目に飛び込んできたのは、 地べたに座る浮浪者だった。
絵本部屋の直前に出た新刊。これも国籍不明ともいえるような絵本。 絵本のクライマックスでは、主人公の絵が陰だけで描かれているのがすごいところ。 だからかえって読んでいる側には緊迫感が伝わってくる。描かないからこそ。 また、雨が土に落ちる様子の絵がリアル! 自分が本物の地面を見つめている 気になる。人物の絵が、ちょっと林明子さんを思わせるように感じました。 |
<絵本部屋ブックリスト>
『山になった巨人 白頭山ものがたり』 リュウ・チェスウ作絵 イ・サンクム/松居 直・訳 福音館書店 2,205円(税込) 1990(1988)年
『トッケビのこんぼう』 チョン・チャジュン文 ハン・ビョンホ絵 藤本朝巳・訳 平凡社 1,575円(税込) 2003(1996)年
『パンチョギ』 ソ・ジュンエ文 ハン・ビョンホ絵 神谷丹路・訳 少年写真新聞社 1,890円(税込) 2006(2003)年
『あまのじゃくなかえる』 イ・サンベ文 キム・ドンソン絵 神谷丹路・訳 少年写真新聞社 1,575円(税込) 2005(2004)年
『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』 イ・ヨンギョン文絵 神谷丹路・訳 福音館書店 1,575円(税込) 1999(1998)年
『かあさんまだかな』 イ・テジュン文 キム・ドンソン絵 チョン・ミヘ・訳 フレーベル館 1,260円(税込) 2005(1938,2004)年
『私の社稷洞(サジクドン)』 キム・イネ文 ハン・ソンオク絵 大竹聖美・訳 アートン 1,575円(税込) 2004(2003)年
『スニちゃん、どこゆくの』 ユン・クビョン文 イ・テス絵 平凡社 各1,525円(税込) 2003(1999)年
『おおいそがし、こいそがし』 ユン・クビョン文 イ・テス絵 平凡社 各1,525円(税込) 2003(2000)年
『ソリちゃんのチュソク』 イ・オクベ絵文 みせけい・訳 セーラー出版 1,575円(税込) 2000(1995)年
『マンヒのいえ』 クォン・ユンドク絵文 みせけい・訳 セーラー出版 1,575円(税込) 1998(1995)年
『きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!』 チェ・インソン文 パン・ジョンファ絵 ピョン・キジャ訳 セーラー出版 1,575円(税込) 2005(2001)年
『かぜひいちゃった日』 キム・ドンス作絵 ピョン・キジャ訳 岩崎書店 1,365円(税込) 2004(2002)年
『うさぎのおるすばん』 イ・ホベク作 黒田福美・訳 平凡社 1,575円(税込) 2003(2000)年
『ヨンイのビニールがさ』 ユン・ドンジェ作 キム・ジェホン絵 ピョン・キジャ訳 岩崎書店 1,365円(税込) 2006(2005)年
『あめがふるひに・・・』 イ・ヘリ文絵 ピョン・キジャ訳 くもん出版 1,365円(税込) 2005(2001)年
※このブックリストは韓国絵本を網羅しているわけではありません。まだまだたくさんありますよ。
<ノックノック! 絵本部屋>
絵本が出された国で絵本部屋のテーマを決めるのは初めて。
というのも、韓国絵本のブームを感じるこのごろ。どんな韓国絵本が今翻訳さているのか、
流されすぎて、絵本に携わりつつもアップアップとしていてわからなくなってしまっている。
ここで一度、きちんとまとめてみようと思いました。
韓流ブームに代表されるように、日本人の目が韓国に向けられるようになったから、
日本に韓国の絵本が紹介されるようになってきたのかと漠然と思っていました。
ペンギンがオープンしたころは、福音館をのぞけば、『マンヒ〜』くらいしかなかったもんな〜。
ところが、資料を調べたら、韓国にも創作絵本というジャンルが確立され、出版されるようになったのは
近年だということ。それまで、子どもの本は世界の名作や、伝記などが主流だったって。
欧米や日本の絵本が韓国で翻訳されるようになって、ここ十年くらいで韓国でも作家が育って、
韓国の持ち味をいかした絵本がどんどん生み出されるようになったのだと資料には書いてありました。
たしかにそう書いてあったのですが、参加された韓国出身の方が教えてくれたところによると、
昔から創作の絵本はあったけれど、それが小さな出版社で出ていて、最近になった大きな出版社が
権利を買い取って、広く出し始めたとのこと。だから、海外とも出版の交渉ができるようになって、
日本にも(欧米にも)韓国の絵本が翻訳され出るようになったのかもなと、その話を聞いて思いました。
その方によれば、たとえば『ソリちゃんのチュソク』も今の韓国の人が見ても懐かしいな〜と感じるくらい、
昔の風習だそうです。韓国の今ではないそうです。たしかに、韓国の今を描かれても、韓国らしいと思わない
かも。絵本部屋では、いわゆる韓国っぽい(韓国の風習・風土が盛り込まれた)絵本から、韓国の絵本と
言われなければ、どこの国の絵本かわからない絵本まで取り上げました。とくに後者のものまでもが、
日本において出版されるということが、本当に韓国作家の絵本が日本にまで欧米の翻訳絵本とかわりなく
入ってきて、垣根が低くなったと思わせます。これからは、どんどんそうなるのかも。
いつも絵本部屋の参加者は、ある意味「常連さん」で、固定されています。その月が何のテーマの
絵本であっても、参加者は同じ(笑)。でも、今回は、テーマが「韓国絵本」だからと、内容で参加された
方が何人もいらっしゃって、やはり、他のテーマとは異なる流れを感じました。でもそういう方たちに韓国のことを
いろいろ教えてもらえて、とてもおもしろかったです。
韓国の絵本というと、昔話の福音館はさておき、セーラー出版が足がかりをつくり、平凡社が地を固め、
アートンでブームの波にのり・・・というような印象でしたが、最近は少年写真新聞社の韓国の絵本が
おもしろいと感じ始めています。ブームに終わらず、これからもいろんな韓国絵本が翻訳され、こうして
国でまとめてテーマにするなんてナンセンスと思うくらい、浸透すればいいなと思います。
韓国絵本については、↓これらに詳しく載っています。

『ブックエンド』3号 絵本学会 1,365円 <特集>韓国絵本が熱い!
「スッカラ」2号 アートン 「情感あふれる韓国絵本の世界」という記事があります。
<おもちゃであそびタイ!ム in 絵本部屋>

ハリガリ アミーゴ(ドイツ) 2,940円(税込)
順番に果物が描かれたカードを出していって、場に出ているカードの中で、
同じ果物が5個になったら、すかさずチーン!とベルをたたきます。
スピードを要するゲームです。
大人たちだけで大盛り上がり! チーンと気持ちよくたたけたときは気持ちいい。
でも、そのために焦ってお手つきも多いんだよね、このゲーム。
●5月のテーマ(bT8) 長谷川義史さんの絵本
2006年 5/17(月) 5/25(木) 5/26(金) 10:30〜12:00 参加者8人
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長谷川義史・作絵
PHP研究所 1,155円(税込) 2003年
エレベーターにのって、デパートのいろんなフロアでお買いもの。
あれあれ、こんな売場あり?
この絵本を含めて、『まんぷくでぇす』『いっきょくいきまぁず』の同家族が
登場するこのシリーズが、一番はちゃめちゃで、そのうえよく練られているな〜と
思います。この『うえへ〜』でいえば、フロアの階数の数字、忍者の存在、
商品アイテム、いや、すばらしい。家族以外にも3冊を通して必ず出てくる
人がいるんですよ。それに見返しが楽しい。絵本部屋でもワイワイ
騒ぎながら絵を読み込みました。
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長谷川義史・作
絵本館 1,260円(税込) 2005年
やまださん一家の今日の天気は・・・・・・。台風、竜巻、なだれ、雷。
とっても激しい移り変わりで一日が終わります。
天気をあらわす言葉。この言葉が家族の感情や状態など、ほかの意味にも使われて、
私たちの日常生活は、天候と密接だな〜と思います。仕事に行っていて、やまだ家の
日中にはいないお父さんの様子も、ページの済みで天気ダジャレとともにうかがえるのが
楽しい。また、どろぼうさんの存在にも注目! 見返しもなるほど〜とうなります。
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長谷川義史・作
ひかりのくに 1,260円(税込) 2004年
遊園地のトイレ、ふろやでじいちゃん、どこどこどこ?
絵の中から目的のものを探す絵本。
探す絵本はちょっとしたブームで、いろんな絵本が存在しますが、この長谷川さんの絵本は
難易度かなり高い(と思う)。だって、絵がもともとラフな感じではっきりした線じゃないから、
同じものを探すっていったって、これでいいのか?何をもって同じとするのか難し〜い!
でもね、やっぱり答えはあるんです。この絵本、最初と最後の見返しが7つの間違い探しに
なっていて、ついやり始めてしまった初日の参加者。それから2時間帰れませんでした。
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●4月のテーマ(bT7) ながい、なが〜い絵本
2006年 4/17(月) 4/20(木) 4/21(金)10:30〜12:00 参加者6人
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岩崎書店 1,155円(税込) 1980年
ごちそうが大好きなポコおじさん。ある日そらまめを食べたら、
足がにょきにょきとどこまでも伸びました。
おはなし会でも子どもたちに大人気の本。大人は、そら豆星人?の
不気味さや、ポコおじさんの不思議さをおもしろがるようです。
ただ足が伸びるだけでこんなに楽しいものなのね。一見、意味のない
ナンセンスのようですが、「そら豆」だから「伸びる」のかもと気づかれた
参加者がいました。なるほど〜。
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『ながいながいかみのおひめさま』 コーミラー・ラーオーテ文 ヴァンダナー・ビシュト絵
木坂 涼・訳 アートン 1,575円(税込) 2006年
何不自由なく暮らすお姫さまが決心したことは・・・。
背景の絵の隅々まで繊細に描かれているインドの絵本。
お姫様の長い髪は、いろんなしがらみの象徴だったのかな。
自ら切り落とし、その髪を役立ててもらうことで、お姫さまが自分の存在意義を
見出すようなそんな感じがします。お姫さまの表情がどんどん変わっていきます。
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『なんげえはなしっこしかへがな』 北 彰介・文 太田大八・絵
銀河社 1,365円(税込) 1979年
津軽弁でいろんな長い話が、7話収録されています。
子どもたちから「もっと読んで」と繰り返し言われたときに、
「もうおしまいにして」と言われるように、同じ言葉を繰り返し繰り返し
話に入れて、長くなったお話なんだそう。
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●2月のテーマ(bT6) ナイスコンビ絵本 人間&動物編
2006年 2/24(月) 2/27(月) 10:30〜12:00 参加者11人
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角野栄子・文 長崎訓子・絵 講談社 1,575円(税込)
パンパさんと、犬のコンパさんはいつでも何をするのも一緒。
でも違うことだってある。
とくに難しいことを考えることがな〜んにも必要なく、純粋に
楽しめる絵本。物語の楽しさを、絵本という手法がさらに
引き出してくれているな〜と思います。二人が見つけてきたお嫁さん
の姿を、絵で見比べると楽しいです!
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『ビュンビュンきしゃをぬく』 アーナ・ボンタン&ジャック・コンロイ文 バージニア・リー・バートン絵
ふしみみさを・訳 岩波書店 1,785円(税込)
自慢の列車が老犬ビュンビュンに追い抜かれ、駅長さんは我慢
なりません。
すご〜く楽しい物語。だけど、長い。要約だけじゃあっさりしすぎる。
やっぱり最初から全部読んだほうが楽しめる! てなわけで、
時間をかけて最初から参加者たちとじっくり読みました。
みなさん、がんばって読んでくれました。おかげで楽しめました!
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『ミスタードッグ ぼくはぼくだけのぼく』 マーガレット・ワイズ・ブラウン文
ガース・ウィリアムズ絵 木本 栄・訳 講談社 1,575円(税込)
だれのペットでも番犬でもない、立派な老犬クリスピンと一人生きる
少年ジミーの生活。
シンプルながら深いテーマ。なかなか日本の絵本じゃ、こういうのがない。
いかにもM・W・ブラウンという感じです。自分は自分だけのもの、誰にも
属さない。そんな個々を大切しながら生きる者同士が、また一緒に生きて
いく姿がいいのです。
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