更新2007年4月5日

「ぷちプチおはなし会」のレポート


3月30日(金)  テーマ できるよ できたよ
 
参加者 2歳・・・3人  1歳・・・1人  0歳・・・2人  
 
読んだ本
 
      
 
 
くつくつあるけ」  林明子 さく  / 福音館書店 / 735円(税込) / 1986
歩けるようになった喜びが、くつだけで表現されたお話です。林明子さんの絵は、色使いが、優しくて素敵です。
余計なものが描かれてないぶん、歩きはじめの子ども達は、その楽しさがとてもよりよく感じられるのではないかと
思います。
 
じょうずにはけたよ  上野紀子 え/あまんきみこ さく/ポプラ社525円(税込)/1984
あっくんはずぼんはけるかな、シャツ着られるかな・・・。「できるかな〜?」と言われると、すごく頑張って
やってみる、素直な年齢にぴったりなお話です。
 
ひよことあひるのこ M.ギンズバーク/ホセ・アルエーゴ エーリアン・アルエーゴ え/
              さとうとしお やく/アリス館/1,365円(税込)/1983
ひよことあひるのこが生まれました。ひよこはあひるのやることなすこと真似します。泳ぐことまで!
シンプルな展開ながら、意味深いお話だと思います。ベビーちゃんにはちょっと早いお話ですが、
お母さん達にむけて読んでみました。親というものは、気にしてないつもりでも、他の子の成長とわが子を比べ、
不安になりがちだと思います。できることはそれぞれなんだと、肩の力が抜ければいいかなと思い選んでみました。
 
こぐまちゃんありがとう」  わかやま けん / こぐま社  / 840円(税込) / 1980年
こぐまちゃんは、新聞をとったり、お洗濯干すのを手伝ったり、いろんなお手伝いができます。「ありがとう」と
言ってもらえるのがとっても嬉しいこぐまちゃんは、お世話になったしろくまのおじさんに、ちゃんと「ありがとう」が
言えましたよ。こぐまちゃんシリーズは、大げさに言えば、生きていく中で大切なことを、説教くさくなくさりげなく、
短いお話の中で伝えているところが、いつもすごいなぁと思い、気がつくと、毎回1冊入れてる気がします。
 
ほかにもこんな本・あんな絵本
はけたよはけたよ ぶん・かんざわとしこ/え・にしまきかやこ/偕成社/1,050円/1970年
しろくまちゃんぱんかいに わかやまけん / こぐま社 / 840円(税込) / 1973年
ぼくうんてんできるんだ」 わたなべしげお ぶん/おおともやすお え/福音館書店/780円(税込)/1982年
のろまなローラー」 小出正吾 さく/ 山本忠敬 え/福音館書店/780円(税込)/1965年
 
今回のテーマは「できるよ できたよ」。自己紹介のとき、お子さんが最近できるようになったことを、披露して
いただきました。今日がちょうど5ヶ月の男の子は今朝寝返りが出来るようになったそうです。すごく嬉しいでしょうね〜。
1〜2歳ぐらいまでは、1つ1つの成長に目をみはるものがあるので、親も、できるようになったことを、1つ1つ噛み締める
時期だと思います。が、それ以降は、成長がなだらかになるので、今度は、親があれもこれもできなくちゃとあせり
がちになってくることが多いかもしれません。過ぎてみれば、子どもは放っておいても一生懸命いろんなことを
頑張っているんですけれどね。子どもに多くのことが望まれる時代だけに、子どもの「できる」をひとつひとつ、
大切に見守ってあげたいですね。


月20日(土)  テーマ 「 おいしいよ おいしいね 」
  
参加者 2歳・・・1人  1歳・・・2人  0歳・・・2人
 
読んだ本
 
        バナナです
     
 
にんじん せなけいこ さく・え / 福音館書店/ 630円(税込) / 1969年
ちぎり絵で作られた絵があったかな絵本です。にんじんが好きな動物がつぎつぎ出てきます。
つぎの「おさじさん」につなげようと読みましたが、一番好評でした。
 
おさじさん    文・松谷みよ子 / 絵・東光寺 啓 /童心社 /735円(税込)/1969年
おさじさんが主人公のお話です。あちちな卵のおかゆを食べるお手伝いをしてくれる、ちょっと、ヒーローな
おさじさん。小さい子向けの食べ物絵本は、食べ物そのものを扱ったものが多いで、ちょっと違う趣向の
ものを入れてみました。
 
ミニパネルシアター「おべんとうばこのうた」
わらべうた「ちょちちょちあわわ」
 
やさいだいすき」 柳原良平作・絵 / こぐま社  / 945円(税込) / 2004年
だいこん いっぽん にんじん にほん・・・とリズミカルな絵本です。
こちらも貼り絵で作られた作品ですが、「にんじん」とは違った紙の質感がまた楽しい絵本です。
 
バナナです   川端誠 / 文化出版局 / 840円(税込) / 1984年
最後のページ以外は、テキストが「バナナです。」だけの絵本です。その分、絵がいろんなことを語っています。
最初は、子どもが一番目にする、皮を半分ほどむいたバナナ絵から、バナナがなっている絵、熟してきた絵、
バナナが好きな動物、そうでない動物などに展開していきます。
読み方が単調な私は、この手の絵本を読むのが不得手なのですが、よくできてるな〜と感嘆のあまり、
チャレンジ!してみました。
 
ほかにもあんな本・こんな絵本
ブルーナのたべもの  ディック・ブルーナ 絵 / 講談社 / 525円(税込) / 1994
くだもの」  平山和子 さく / 福音館書店  / 780円(税込) / 1981年
おいしいね おいしいよ」  わかやまけん さく / 童心社 / 630円(税込) / 1983年 
きゅっ きゅっ きゅっ」 林明子 さく / 福音館書店 / 735円(税込)/ 1986年 
「あかちゃんのごきげんがよくなる12のわらべうたえほん」 小林衛巳子 編/あべななえ 絵/ハッピーオウル社
                                     /1,260円(税込)/2006年
 
今回は食べ物がテーマなので、自己紹介のときに参加の子ども達の好きなものを教えてもらいました。
お大根とか、お味噌汁とか・・・、う〜ん、シブい。私の身の回りは、結構偏食のお子さんが多いですが、
参加の皆さんは、特に食事で悩んでいらっしゃる様子はなく、順調そうでなによりです。
食べ物絵本もたくさんあるので、前日まで悩んで、リストに載せなかった絵本もあれこれ紹介してしまいました。
きょうからナナさんの絵本の原画展が始まったので、原画展の絵本からわらべ唄をうたってみましたが、
大失敗〜。反省、反省。また次回に向けてがんばりま〜す。



月10日(土)  テーマ 「 おはよう おやすみ 」
 
 
 
参加者 2歳・・・1人  1歳・・・1人  0歳・・・3
 
読んだ本
 
 
     
 
わらべ唄「ととけっこうよがあけた」
 
ととけっこうよがあけた こばやしえみこ 案 / ましませつこ 絵 / こぐま社/ 945円(税込) / 2005年
ひとつのわらべ唄を絵本で展開したものです。ましまさんが染めた和紙に着物地を染める型で模様を描いて
それを切り貼りをされてつくられたそうです。かわいさの中に、日本のわらべ唄にぴったりな感じがあるのは、
素材や模様に和のものが使われいるからかもしれませんね。
 
もうおきるかな?   まつのまさこ ぶん/やぶうちまさゆき え/福音館書店/600円(税込)/1998年
動物の親子が眠っています。もうおかるかな?小さい子に読む絵本は、親子が一緒に描かれている、という
ことも大切な要素かもしれません。特におやすみのお話は、添い寝をしている絵に安心感が感じられます。
 
あいうえおはよう」 にしまきかやこ / こぐま社  / 945円(税込) / 2003
おはようのおはなしらしく、楽しく元気のいい言葉遊びの絵本です。布地に刺繍された絵が、温かみがあって素敵です。
 
わらべ唄 「こぞーねろ」
 
こぐまちゃん おやすみ   わかやまけん / こぐま社 / 840円(税込) / 1973年
テレビを消して、パジャマに着替えて・・・。こぐまちゃんがおやすみするまでの日常的なことが、楽しく描かれています。
眠いけれど、なかなか眠れない、そんなよくある光景の中に、日常の規則正しい生活が何気なくも盛り込まれて
いて、さすがな絵本です。
 
おやすみなさい  あまんきみこ さく / 上野紀子 え  / ポプラ社 / 525円(税込) 1984
ねずみさん、うさぎさん・・・一人ずつお花畑の夢の世界へと入っていきます。
あまんきみこさんのおはなしは、どれも柔らかな優しさが漂っていますが、この絵本も穏やかに、眠りの世界へと
誘ってくれます。春らしいおはなしでもあるので、当日になって急遽プログラムに入れました。この絵本の
シリーズが大好きというお子さんがいらしたので、良かったです。
 
わらべ唄「おやゆびねむれ」
 
ほかにもあんな本・こんな絵本
こぐまちゃん おはよう  わかやまけん / こぐま社 / 840円(税込) / 1973
おやすみ」  なかがわりえこ さく / やまわきゆりこ え /グランまま社  / 798円(税込) / 1986年
ねんころりん」  ジョン・バーニンガム さく /谷川俊太郎 やく/ほるぷ出版/2001年/1,365円(税込)
「おはようからおやすみまでの12のわらべうたえほん」 小林衛巳子 編/おおいじゅんこ 絵/ハッピーオウル社
                                     /1,260円(税込)/2006年
ねんねこ さっしゃれ ひぐちみちこ / こぐま社  / 1,050円(税込) / 1993年
子どもからの贈り物 ひぐちみちこ著 / こぐま社 / 1,260円(税込) / 1998年
 
今月は日常生活にちなんだテーマにしようと思い、今回は「おはよう おやすみ」にしました。
まずは、最初に読むわらべ唄絵本の唄を使って、一人ずつ、手袋人形とご挨拶のキャッチボールをしてもらい、おはなし会へ。
今回は紹介に用意していた絵本も、‘リクエスト‘によりほぼ全部読ませていただきました〜。
ただ手にとって眺めるよりも、実際に読んで、聞いてもらった方が、お父さん、お母さんもその絵本の楽しさがよりよくわかって
いただけると思うので、リクエストをしてくれたKちゃんに感謝!です。1回読んだ本を「もう一回!」とも言ってくれて、うぅっ、
嬉しかったです。今回も和やか〜な雰囲気のおはなし会になりました。
みなさん穏やかに子育てしてらっしゃるんだなぁと、私のほうが勉強させていただきました。




2月20日(火)  テーマ 「 ど う ぶ つ 」
 
 
参加者 3歳・・・1人  1歳・・・2人  0歳・・・2人
 
読んだ本  
      
 
ミッフィーのどうぶつだあれ 絵 ディック・ブルーナ / 講談社 / 2003年 / 420円(税込)
くりぬきから動物がのぞいています。だれかな?ちいさな子の手になじみやすい版の小さな、ボードブックです。
テキストは反対から読むようにはなっていませんが、最後のページからもどっても楽しく遊べそうな絵本です。
 
こぐまちゃんとどうぶつえん   わかやまけん / こぐま社 / 1970年 / 840円(税込)
こぐまちゃんは、しろくまちゃんを誘って動物園へ出かけます。あとがきにもあるように、食べることを中心に、動物の特徴的な
動きが描かれています。子どもならではの目線で観察された動物の様子も、動物の生態を捉えていて、シンプルなつくりの
なかに、よくこれだけのことが表現されているなぁと感嘆します。
 
わらべ唄 「うっつけうっつけ牛の子」
 
おきゃくさん だーれ  なかえよしを / 上野紀子 /金の星社 / 1981年 / 819円(税込)
さっちゃんのおうちにお客さんがやってきます。一番始めは、飛行機に乗ってやってきたライオンさん。2番目は・・・
と続きます。「こんにちは」 「いらっしゃい」のやり取りが、子どものおままごとへのつながりを感じさせる、微笑まし
い絵本です。
 
わんわんなくのはだあれ  多田ヒロシ / こぐま社  / 1997年 / 1,050円(税込)
こちらは、動物の鳴き声で、次に登場する動物はなんだろう?とイメージする展開の絵本です。
最後は、おおかみ→泣いている男の子と展開し、「なくこは おおかみさんがたべにくるよ」「ぼく ないてなんかいないもん」と
終わります。わんわん ぶーぶー という擬声語がちっちゃいうちから楽しめ、「寝る」という生活習慣からみると、幼児期まで
長く楽しめる絵本だと思います。
 
ほかにもあんな本・こんな絵本
どうぶつのおやこ  薮内正幸 画 / 福音館書店 /  1966年 / 780円(税込)
 い ぬ 」  ジョン・バーニンガム 作 / 谷川俊太郎 訳 /冨山房 / 1976年 / 630円(税込)
どうぶつ」  絵と文 ブライアン・ワイルド・スミス/やく わたなべしげお/らくだ社/1985年/1,428円(税込)
 
ブログにも書きましたが、雨の中をバスに乗ってきてくださった方もいらして、皆さん小さいのにありがたいことです。
今回のテーマは「どうぶつ」。あかちゃん絵本はほとんどがどうぶつで描かれているので、今回はどんなどうぶつがいるのかな
ということをキーワードにセレクトしてみました。そのせいか、あれれ、タイトルに「だあれ」とつくものばかり。。。
が、それぞれに、仕掛け絵本、生態、ごっこあそび、泣き声と展開の仕方がちがうので、楽しめたかなと思います。
講座のあとは、絵本の選び方の話となりました。最近は、驚くぐらい赤ちゃん絵本の出版点数が増えているので、
選ぶのも一苦労ですよね。私も参加者の皆さんと一緒に、考えていきたいなぁと思います。
 


2月10日(火)  テーマ 「 の り も の 」
 
 
 
参加者 4歳・・・1人  2歳・・・1人  1歳・・・3人  0歳・・・2人
 
読んだ本
 
      
 
 
      
ぶーぶーじどうしゃ 山本忠敬 さく / 福音館書店 / 1995年 / 600円(税込)
普通乗用車から救急車、パトカー、ゴミ収集車まで、いろんな車が登場します。どのページにも、男の子がおもちゃの
くるまでごっこあそびをしている絵が入っていて、子どもたちのイメージをかきたてるようです。
 
のせて のせて 松谷みよ子 文 / 東光寺 啓 絵童心社 / 1969年 / 735円(税込)
まこちゃんのじどうしゃにうさぎやくまが次々乗り込み、いっしょにびゅーんと走ります。「ストップ!」「のせてのせて」の
言葉の繰り返しが楽しい絵本です。
 
わらべ唄 「ふねのせんどさん」
CDの紹介をしようと思い、CDをかけながらやったのに、紹介するのを忘れてしまいました〜。
CD子どもとお母さんのあそびうたに入っています。
 
ちいちゃんとさんりんしゃしみず みちを / ほるぷ出版 / 1983年 / 840円(税込)
ちいちゃんは、お兄ちゃんのお下がりの三輪車にまだうまく乗れません。犬や猫に押してもらって、きゅるきゅるきっき、
やっと動き出しましたよ。しっかりとしたストーリー展開のある絵本ですが、擬音語の楽しさで、小さい子でも楽しく
聞ける絵本だと思います。たとえば、犬は「あん あん」、猫は「にぃー にぃー」という泣き声、「えっし よっしょ」という
掛け声など、幼なさをイメージできる擬音語使いが優しい感じの絵本です。
 
がたんごとん がたんごとん  安西水丸 さく /福音館書店 / 1987年 / 735円(税込)
がたんごとんと走ってきた汽車に、哺乳瓶や、りんごやバナナが「のせてくださーい」と乗り込みます。
単調なだけに、きっとうまく読みこなせないだろうなぁと、最後まで入れるか入れないか迷った1冊です。
ベビーちゃんが来てくれたので読みでみましたが・・・難しかったです。
 
ほかにもあんな本・こんな絵本
じどうしゃ  寺島龍一 画 / 福音館書店  / 1966年 / 780円(税込)
ぼくうんてんできるんだ!」  わたなべ しげお ぶん/おおとも やすお え/福音館書店/1982年/780円(税込)
こぐまちゃんのうんてんしゅ」 わかやま けん / こぐま社 / 1971年 / 840円(税込)
ボートにのって」  とよたかずひこ / アリス館 / 1997年 / 1,365円(税込)
 
 
今回は、1ヶ月半という今までで(ってまだ4回目ですが)最年少のご参加がありました。
聞く子どもが小さくなればなるほど、こんなセレクトで良かったかしら、こんな読みで大丈夫かしら〜と緊張します。
「のりもの絵本」だったせいか、曜日のおかげか、パパさんもお二人、お子さんをひざにのせてのご参加。
いい雰囲気でした〜。
 
さて、絵本を読んでの感想ですが、やはり、緊急車両への反応が早い!子どもってほんと、パトカーとか救急車とか好きですね。
「ちいちゃんとさんりんしゃ」では、三輪車が坂を滑り降り、ひっくりかえるところで「あ〜あぁー」という声が。
ちいさいうちは、日常生活でまだできないことがたくさんあるので、子どもたちは、主人公が失敗する絵本に共感するというか、
ほっとしている気がします。紹介本にあげた、「ぼくうんてんできるんだ!」もそんな1冊だと思います。
今回の文字なし絵本は「じどうしゃ」を紹介しました。ありきたりですが、絵でいろんな状況を語り、連続性のある展開で、
子どもたちをあきさせない絵本だなと思います。
 
ぷちプチおはなし会の参加対象年齢は、子どもの成長の中でも、成熟度の差がもっとも大きい年齢層です。
その時の参加の子どもの年齢幅によって、2〜3歳向けの絵本であれば、0〜1歳のお子さんにはちょっと長めだったりもします。
ずっと聞いていられなくても、どうぞ気になさらず、お父さん、お母さんが楽しむ気持ちで、お気軽にご参加くださいませ〜。

1月30日(火)  テーマ 「 いないいないばぁ 」
 

 
参加者 2歳・・・2人  0歳・・・3人
 
読んだ本
 
      
 
今回は「いないないないばぁ」というわかりやすいテーマだったからでしょうか、たくさんお申し込みいただきました。
いっぱいになってお断りした方(ゴメンナサイ)も、懲りずにまたいらしてくださいね。
 
でてこい でてこい  はやし あきこ さく / 福音館書店 / 600(税込) / 1995
「でてこい でてこい」とよびかけてページを開くと、はっぱから切り絵になったカエルが、おうちのなかからはうさぎが・・・と登場
してきます。でてくるものの暗示はなく、びっくり箱のような展開が楽しい絵本です。
 
いないいないばあ」  松谷みよ子 文 / 瀬川康男 絵 / 童心社 / 735円(税込)/ 1967年 
あまりによく知られたこの絵本ですが、改めて皆さんとよく見てみたいと思い、入れてみました。とってもシンプルな
絵本です。シンプルだからこそ、ちっちゃな子どもが絵を読む楽しさが味わえるようになっているなと感じた絵本です。
たとえば、「ばあ」をする前とあとでは、尻尾の向きが違ったり、「なにかな?」と問いかけになっているねずみさんには
伏線がはってあったり。それを意識して描かれたかどうかわかりませんが、子どもの年齢にみあったあそび心のある
この絵本は、単純なようで、とても丁寧につくられている感じがします。版を重ね、もうすぐ40歳を迎える絵本です。
 
わらべ唄「せんしゅ かんのんさん」
カラフルな布をポケットなどにかくしておいて唄をうたいながら、少しずつ引っ張り出し、子どもたち一人ずつに、ふぁ〜とかぶせて
あげます。ゆきわたった布を使って次の遊びに・・・。
 
わらべ唄「じーじーばー」
「じーじーばー」と言葉を変えただけで、つまりは「いないないなばあ」をする遊びです。それだけのことなのに、失敗。
シンプルなだけにごまかしが利きません(ごまかしちゃぁいけないですが:笑)。
 
おててがでたよ」 林明子 さく / 福音館書店 / 735(税込) / 1986 
ちいさい子が悪戦苦闘しながら一人で服を着るお話です。まずは左手を出して、次はあたま・・・。
一人で服を着はじめた子どもの様子、それはまさにいないいないばあの状態ですよね。この絵本は、読んでいるうちに、
思わず「がんばれ!」と声をかけたくなるくらい、おぼつかない子どもの様子が表現されていて、微笑ましい作品です。
2歳のお子さんに向けて、ちょっとストーリー性のあるものをいないいないばあを入れてみました。
 
くらい くらい」 はせがわ せつこ ぶん / やぎゅう げんいちろう え / 福音館書店 / 
          840円(税込) / 2006            
暗がりに、動物の影と電気のスイッチが見えてます。「でんきをつけて」とページを繰ると、明るくなって、電気をつけてるカエルの
ケロッパが登場・・・という場面が繰り返されます。こちらは、次にでてくるものの暗示があります。紹介のほうに入れた『めんめん
ばあ』と『おでかけばいばい』の3冊で、「おでかけばいばいの絵本」シリーズとして昨年10月に刊行された赤ちゃん向け絵本です。
 
ほかにもこんな本・こんな絵本リスト
 
めんめんばあ」  はせがわせつこ ぶん/やぎゅうげんいちろう 絵/福音館書店/840円(税込)/2006年 
たまごのあかちゃん」  かんざわとしこ ぶん/やぎゅうげんいちろう/福音館書店/780円(税込)/1987年
いない いない ばー」 なかえ よしを 作/上野紀子 絵/ポプラ社/714円(税込)/2003年

あなたはだあれ  松谷みよ子 文 / 瀬川康男 絵 /童心社 / 735円(税込1968年 

12のわらべうたえほん 小林衛巳子 編/あべななえ 絵/ハッピーオウル社/1,260円(税込)/2006年

 
ゼロさんのつぶやき ぷちプチ・・・
今回の反省点のひとつは、準備不足で作者、出版社が偏ってしまったこと。いつかリベンジしてみたいです。
そして、おはなし会のコーナーに入れなかった子をうまく導いてあげられなかったこと。
さらに、「よいあかちゃん絵本の基準は?」と聞かれ、満足な受け答えができなかったこと。
もちろん一言で答えるには難しい質問ですし、こうでなくちゃいけないといった基準があるわけではないけれど、よい絵本とは
どういうものかということを、参加者の皆さんと感じあうべく、毎回テーマを決め、選書をしているというのに、いけませんねぇ。
 
反省点は次回に生かすとして、さて今回は、前回、「あかちゃん絵本はどれも同じよう・・・」というお話が出たので、
松谷みよ子さんの「いないいないばあ」で、あかちゃん絵本の楽しさを紹介してみました。うまく伝えられたどうか心配ですが、
皆さん新たな発見を楽しんでくださったようで、少しほっ。
 
今日うたったわらべ唄が載っている本として、ペン員7さんが絵をてがけた、「12のわらべうた」を紹介しました。
この本は、唄の数が、実際に子どもにうたってみようかなぁと思える適度な数でおさえれられているところと、わらべ唄を使って
遊ぶ遊び方が、イラストで丁寧に描かれてるところがすぐ使えていい感じ。そしてなんといっても、愛情にあふれ、子どもがいる
楽しさが感じられる絵が素敵です。
 
講座の後は、手作りおもちゃの話で盛り上がりました。いろんなアイデアがあるのねぇと感心することしきり。手作りのおもちゃで
子どもと一緒に遊ぶなんて素敵ですね〜。作り物が苦手な私は、子どものためにおもちゃを手作りしようというその想いだけで
感服。また「ものや情報があふれすぎている」という話も。こういう世の中だからこそ、子育ての中で、「ここは手をかけたよ」と
いうものがひとつでもあればいいかなぁという気がします。私の場合はお料理です(決してうまくないけれど)。片や、スローライフ
がはやりで、憧れてもいますが、そうそう日々穏やかに子育てしちゃぁいられません。でも、ここで愛情注いでるってものがあれば、
極端に道を外れないで育ってくれるかなぁと勝手に思う日々です。あれっ、なんだか自分の話で締め括ってしまいましたが、
 
次回のテーマは「のりもの」です。 またお気軽にご参加くださ〜い。 
 
 

 
1月20日(水)  テーマ 「 まんまる 」
 
 
 
参加者 6歳・・・1人  1歳・・・3人  0歳・・・1人
 
読んだ本
 
     
 
今回のテーマを「まんまる」にした理由は、おっぱいからきています。あかちゃんが生まれて、
最初につかむのは、おかあさんのおっぱい。だから、幼い子は、曲線や球形のものには、母性性を感じて、
安心して入っていけるそう。ファーストブックにお勧めの、ラインの柔らかい絵本を選んでみました。
 
「まるくておいしいよ」 こにし えいこ さく / 福音館書店 / 600(税込) / 1996
なにかな なにかな と次のページを開くと、まるくておいしいものが登場します。
繰り返し出てくる「まるくておいしいよ」という言葉の語感が、優しくて、食べることの楽しさを誘います。
食べ物絵本を使うとき、最近ちょっときになるのが、子どもたちが、野菜や果物を調理する前の姿・形を
見たことがなく、絵に対して無反応なこと。でも、今回は、ご参加のおうちはそんなことないようでよかったです。
6歳のお姉ちゃんの参加もあったので、受け答えもしてくれて、読み手としては大助かり。
食べ物のおはなしはいくつになっても楽しいですね。
 
「おっぱい おっぱい」 わかやま けん / 童心社 / 1983年 / 630円(税込)
動物のあかちゃんがおかあさんのおっぱい探して、泣いたり、かけたり。
おっぱいで育つ、海の生き物、くじらも登場。こういうところで、子どもは自然に、くじらは哺乳類という
ことをイメージとして蓄積していくのでしょうね。母性愛たっぷりな優しい絵本です。
 
おっぱいがでてくるわらべ唄といえば・・・
 
わらべ唄「げんこつやまのたぬきさん」
今回、あかちゃん絵本をどう伝えるかを考えながら、この唄をうたっていて気がついたこと。
あかちゃんは、おっぱいを飲んで、よく寝て、抱っこやおんぶで愛情感じて、また明日がきて、同じことを
繰り返してれば、難しいことを考えずとも育って行く、っていう意味なのかしら。(違うかもしれないけれど:笑)
 
さて、あかちゃん向けのまるいラインの絵といえば、こぐまちゃんシリーズ。
 
「こぐまちゃんとぼーる」 わかやま けん / こぐま社 / 840(税込) / 1970年 
こぐまちゃんはボールが大好き。遊んでいるうちに、ボールは外へ転がり出て、どこかへいってしまいます。
この絵本は、こぐまちゃんシリーズ第1集のうちの1冊です。こぐま社さんは昨年40周年を迎えられましたが、
こぐまちゃん第1集は40年前に企画され、3年をかけて、画家、歌人、児童劇作家、編集の男性4人が
練りに練って創り上げた作品だそうです。ドラマチックに美しい文章で。画家のわかやまさんは、当時、
小さいお子さんがいらして、毎日育児日誌をつけながら、子どもがどういうことに関心を持ち、どういうふうに
感じるかを絵本に活かされたとか。編集をされたこぐま社社長佐藤氏のこぐまちゃんシリーズにかけた
熱い想いを伺ったとき、子どもたちに長く愛される作品は、絵本とは何かということから始まり、丁寧に丁寧に
つくられたものなのだなぁと感じました。
 
「まる まる」 中辻悦子 さく / 福音館書店 / 600円(税込) / 1993年            
丸い穴があいていて、前のページの色や、次のページの形などにつながって展開していく、擬音語のリズムも
楽しい絵本です。
講座が終わってから、もうすぐ2歳になる男の子が、この穴に指を何度も通すことに随分はまってました。
 
「さよなら さんかく またきて しかく」 松谷みよ子・文/上野紀子・絵/偕成社/735円(税込)/1979年
これまたおなじみのわらべ唄。この唄は展開にはいろんなバージョンがあり、当然それによって挿絵もいろいろ。
この絵本は、「ねずみくんのチョッキ」でおなじみ、上野紀子さんの絵で、唄の展開に忠実に描かれています。
そういう意味でも、小さい子でもわかりやすいと思い、選んでみました。
最後は「みんなねんね」で終わりますが、絵も終わり方もとても優しい感じ。ねんねの前にもいかがでしょう。
 
ほかにもこんな本・こんな絵本リスト
 
「あかいふうせん」    イエラ・マリ / ほるぷ出版 / 999円 / 1976年
「あがりめ さがりめ」  ましませつこ / こぐま社 / 1,260円 / 1994年
「きたきた うずまき」  元永定正 作 / 福音館書店 / 600円 (税込)/ 2000年
「さよなら さんかく」  わかやまけん / こぐま社 / 840円(税込) / 1977年
「かお かお どんなかお」  柳原良平 / こぐま社 / 840円(税込) /1988年
 
ゼロさんのつぶやき ぷちプチ・・・
おはなし会のあとは、「げんこつやまのたぬきさん」が掲載されている、わらべ唄絵本「あがりめさがりめ」、
文字なし絵本「あかいふうせん」などを紹介しながら、絵本をゆっくりみて参加の皆さんと楽しみました。
 
「あかいふうせん」には、大人がみなうっとり。今日最初に読んだ「まるくておいしいよ」も対話型の絵本
なので、おかあさんがご自分の言葉でいろいろ語りかけながら、読み進めていけると思いますが、文字なし
絵本はさらに、お母さん自身も絵をたっぷりと味わいながら、子どもに語りかけ、楽しめる絵本だと思います。
「あかいふうせん」のような美しい絵なら、育児の合間にほっと一息ついて、眺めるのにもいいですよね〜。
この本の優れたところは、変化するもの、しないものがはっきりしていること。赤い色は変わらず、形が変化して、
いろんなものへと変わっていきます。子どもにとって、この変化するもの、しないものというのは、とても大事な
ことだそうです。いつも変わらずそばいてくれるおかあさんや、帰る家があってこそ、安心して外の世界へ
踏み出し、思い切り成長していけるというものでしょう。
 
今日は、講座が終わってから、参加者の皆さんと話に花が咲き、楽しい時間が過ごせました。
「自分で選ぶと偏りが出てくるので、こんな絵本があるんだぁと参考になりました。」とおっしゃってくださった方も
いらして、嬉しい〜。でも、実を言うと私もやっぱり偏りがち。このおはなし会では、趣味に走らないよう
ファーストブックに適した、いい絵本を紹介していけるよう心がけたいと思います。
また、「あかちゃん絵本はどれも同じよう・・・」という声も。確かに、ストーリー性がなく、同じことの繰り返しが多く、
読むほうはそう感じるかもしれないですね。その中でも、よくできているものは、大人でもなるほどぉと感じる
絵本もあるわけで、そういうところをうまく伝えていけるといいなぁと次回からの自分への課題とさせていただきました。
 
次回のテーマは「いないいないばぁ」です。お気軽にご参加くださ〜い。



1月10日(水)  テーマ 「いっしょ いっしょ」

参加者 6歳・・・1人  2歳・・・3人  1歳・・・1人
 
読んだ本
   

第1回目のテーマはおかあさんとあかちゃんが「いっしょ」にいる時間を大切に、という思いから「いっしょ いっしょ」にしてみました。
まずは、谷川俊太郎さんの詩「ちゅときゅ」を使ってスキンシップ。
おはなしを聞くときもおかあさんといっしょ いっしょ。

「ここよ ここよ」 かんざわとしこ ぶん / やぶうちまさゆき え / 福音館書店 / 600円(税込) / 1999年