miniおはなし会レポ vol.13

(2004年4月〜6月)

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6月26日(土) 2:00〜2:25
 
 
 
<参加者>・・・・11人
 
<読んだ人>・・・マダム
 
<読んだ本と感想>
   
 
1.やさいだいすき  柳原良平  こぐま社 945円
 柳原良平さんの描くやさいの顔のやさしいこと。ただただ、「だいこんがいっぽん」って感じで
淡々とすすんでいくんですけど。ゆっくり読んでみました。ぼくはきゅうりが好き!など
こどもたちから、声があがっていました。
 
2.ぐるりかぜ  井上洋介 文溪堂 1,575円
 井上洋介さんの作品で「まがればまがりみち」というのがあるのですが、
うちの子供たちのお気に入りで、あのちょっと異次元との遭遇の恐さが、
独特でおもしろいのです。それに通ずるものがある今回のぐるりかぜ。
ぐるりかぜがふくと、いろんなものがぐるりっ!と曲がってしまうんです。今日は
どこがぐるりとなってしまったか、みんなに探してもらいました。
 
3.あらまっ! ケイト・ラム文 エイドリアン・ジョンソン絵 石津ちひろ訳 小学館 1,418円
 おばあちゃんの家にお泊りにいった男の子。でも、その子の泊まるためのベッドがない!
そこで、おばあちゃんは、「あらまっ!」と驚いて、急いで木を切り出して、ベッドを作ります。
でも、ベッドはできたけど、枕がない。それでまたおばあちゃんは「あらまっ!」と、
鳥の羽をむしって、枕を作ります。こうやって次々に泥縄で作っているうちに朝になってしまった、
という話。とにかく奇想天外に話が進んでいくので、みんなすごく集中して聴いていました。
 
4.えんにち奇想天外 齋藤孝・文 つちだのぶこ・絵 ほるぷ出版 1,260円
 四字熟語で縁日に起こったできごとを綴っていくおもしろい話。でもね〜、
これ、チャレンジしたんだけど、イマイチだった…。しょうがないですね、
四字熟語を耳で聞いても、たぶんピンとこなかったかも。おもしろいんだけどなー。
やっぱり、今日の子供たちは4歳〜6歳(1年生)だったから、もうちょっと
大きいと、このおもしろさがわかるのかもしれません。
 
つぶやき
 私はどのおはなしもおもしろくて、読んでいて楽しかったのですが、
やはり、「えんにち奇想天外」はおもしろさが通じず、みんなのぽかーんとした顔を
みて、あ、すまん!と思いました。
「ぐるりかぜ」は、ぐるりとなるのが、線路だったり、筆だったり、なかなかおもしろかった。
こどもたちが、どこがぐるりとなったか、教えてくれたのですが、こういうのは
こどもたちがわいわいしちゃうのですが、「おはなし会」のあり方として邪道ですか?
「あらまっ!」はストーリーがおもしろかったので、成功だったと思います。
ほんとに、絵本は読んでみないとわかりません。「えんにち〜」は中学年の人に、じっくり
絵をみながらサイドストーリーも楽しみながら是非、読んでもらいたいと思います。

6月12日(土) 2:02〜2:35
<読んだ人> イーダちゃん
<参加人数(子ども)> 9人 (3歳−1人  4歳−1人  5歳−3人 6歳−2人 7歳−1人 11歳−1人)
<読んだ本と感想>
 
    
 
1 『ちかみち』 マイケル・グレイニエツ作 ほそのあやこ・訳 ポプラ社 1,365円(税込)
私はオトナだし(笑)、ホントのこといって、この絵本のおもしろさがよくわかりません。
自分ではどうしても腑に落ちない部分もあるし。でも、絵が大きいし、構図や展開も
おはなし会向きではあるよな〜と思っていたら、ポプラ社の営業さんが、おはなし会で
この本はウケルというので、まあ、試しに読んでみました。実験台にしてしまってごめんなさい。
うん、おもしろがっていたとは思います。でも、やっぱり私がこういう絵本を読む
キャラじゃなかったのかも。読みようによってはもっと楽しくなったのかもしれないな。
 
2 『だまちゃん』 竹内通雅・作 架空社 1,575円(税込)
いや〜、これはハチャメチャな絵本です。最初はキョトンとしていた子どもたちも
ページが進むごとにギャハギャハ、ゲハゲハ。大人を対象にした新刊絵本講座
で紹介したときにも、どうしてこの絵本のタイトルが「だまちゃん」なのかな〜と
話題になったのですが、読み終わったあとに、女の子が「だまちゃんって、だまされる
のだまちゃん?」ってきいてきました。大人の疑問と推測の答えが見事に一致して
いて、ちょっと驚き。というより、そういうことを考える子どもがいてびっくり。
 
3 ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのすべりだい』 バレリー・ゴルバチョフ作・絵 
     中川千尋・訳 徳間書店 1,575円(税込)
初めて公園を訪れた二人。みんなが楽しそうに遊んでいる遊具で遊べません。
みんなに誘われても「ぼくたち、まだ小さいから」とl断ってばかり。最後はみんなの助けで
すべり台をすべれるようになるのですが、その得意そうな顔。なんとなく聞いている子ども
たちも、この双子ちゃんを応援しようとしている表情に見えたんだけど、気のせい?
 
4 『それゆけ、フェルディナント号』 ヤーノシュ作・絵 つつみなおこ・訳 徳間書店 1,470円(税込)
1冊に車のフェルディナント号のお話が2話。こんなふうに絵本で、お話が複数入っているのは
珍しいんだけど、終わりと思ったら、新しいお話が始まるのも嬉しかったみたい。
1話目も2話目も共通しているのは、先頭にフェルディナント号があって、そのあとに
何台もの車がつながるってこと。続けて読むからなお一層おもしろいのかもと思いました。
 
5 『こんたのおつかい』 田中友佳子・作・絵 徳間書店 1,470円(税込)
いなり寿司にするおあげを買いにいくのに、お母さんに通っちゃいけないと言われている
道を通ってしまったからさあ大変。「おあげください!」が「おばけください!」に
変わっちゃった。この「おばけください!」のセリフが読み手側の勝負どころだったと
後で気づきました。でも、意識しなくても、ちゃ〜んとみんなこの場所で笑って
いました。準備不足ながらも子どもたちに救われた一冊です。
 
:::つぶやき:::
ペンギンのおはなし会は、読み手や本がど〜のこ〜のというより、
子どもたちがよくお話をきいてくれるので、それに浮かれて「あと1冊と思う
ところで、やめるべし!」の鉄則を破り、強引に最後までひっぱってしまい
ました。結果、小さなお子ちゃまは、プレイルームに出たり入ったりになって
しまって、悪かったです。反省。欲張りイーダちゃん、困り者です。
今日、読んだのは全て新刊です。最近の新刊の傾向を見ると、集団への
読み聞かせ・おはなし会を意識した絵本づくりが多いよなって思います。
内容もさることながら、ページの構成、本の大きさ等々。
今日は新刊のなかでも、きっとそんなことを考えれてつくられているのかもと
私が勝手に推測する絵本を選んでみました。どうなんでしょう。
たしかに、おはなし会にはいいと思うんだけど、世の中そういう絵本ばかりに
なってしまったら、なんかつまらないよな〜ともあまのじゃくの私は思うわけです。

5月22日(土)2:00〜2:35
 
 
参加者・・・・11人
 
読んだ人・・・ナナさん
 
読んだ本と感想
  
 
ジャン・ミシェル・ギルシェさく ゲルダー・ミュラーえ ふしみみさを・やく パロル舎 998円
しっかり者のつばめと食いしん坊のさるのお話。
2ひきが乗っている船は大きなきゅうりを切り抜いて作ったもの。ということは食いしん坊のさるは???
お話の最後の方で読者に問いかける部分があるのですが、みんなは声を出して反応していたので
ちゃんと聞いていてくれたのねと安心しました。読んでいる最中にあんまり静かだと
ちょっと不安になるので。。。
 
 
シャーロット・ゾロトウぶん パメラ・パパローンえ くどうなおこ・やく のら書店 1,260円
表からは「おはよう」、ひっくり返すと裏から「おやすみ」のお話が読める1冊で2度楽しい絵本。
最近翻訳されたばかりですが、私は以前から洋書で持っていて、あんまりかわいいので
部屋に飾ったりしていました(ちょっとジマン)。
シンプルなお話なので日本のちっちゃい子達にも楽しんでもらえると思います
とってもオススメです♪
 
 
作/絵 宮西達也 すずき出版  1,155円
ついていない時ってとことんついていなかったりしますが、
ラッキーなことも重なるものです。(人生はだからオモシロイとよく言いますが)
そんな風に、行く先々に思いがけず食べ物が待っているという、とても羨ましいお話。
しかもカレーライスやハンバーグやアップルパイと、子どもたちの大好きなものばかりが出てくるので
作者の宮西さんは子どもゴゴロをバッチリくすぐろうとしていて、、、何だかズルイ。
もちろんみんなは羨ましそうな顔で見ておりましたよ。
やはりこういう幸せな絵本は読む方も聞く方も気持ちがほくほくします。
 
 
7のつぶやき
前回はお話を聞かせたいという気持ちが先行して、文章が多い本ばかりを選んだため、
読んでいて疲れて集中力が切れてしまいました。
今回は聞いているみんなも自分も飽きないように変化のある3冊を選ぶように注意しました。
みんなの耳に自然に入るように間や強弱に気をつけて読むようがんばりました。
がんばりすぎると、力がが入りすぎてどうもオーバーリアクションになりがちな私ですが、
今回は大丈夫だったかなぁ。。。。
あと、年のせいか最近ますます声が低くなってきた気がするのでトーンを上げるよう無理しました。

5月8日(土)2:00〜2:20



読んだ人…マダム

参加者数…7名

読んだ本と感想

  

『こぶたのぶう』 
のぶみ・絵と文 小学館 1,050円(税込)
こぶたのぶうちゃんは、すぐどこかに隠れちゃうんですけど、
鳴き声がするんですね。ゲロとか、ピヨとか、チュウとか。
それで、ぶうちゃんはブウっていうので、どこにいるか
わかるんです。写真はみんながぶうちゃんを見つけて
教えてくれているところです。
みんながこんなふうに反応するとは思わず、
びっくりしちゃいました。後ろの女の子も
実はここ!て指したがっていましたよ。めくるたびに、
あ〜ここだ!とかおおさわぎでした。楽しかった!

『ふわふわあひるのこ』 
ジェーン・ワーナー・ワトソン文 アリス&マーティン・プロベンセン絵 劉 優貴子・訳
講談社 1,575円(税込)

あひるのこが一人で散歩に行くんです。すると、2とうの
ポニーに会ったり、3とうの子牛に会ったり…。そうそう、
出会う動物が増えるんです。最後に自分の兄弟9羽と会って
全部で10羽になるわけ。実はそんな数字のことは関係ないです、
はっきり言って。絵がかわいいの。なんというか、それぞれの
動物の毛並みが感じられるようなタッチで、まわりの草花や
虫たちも愛らしかった。で、迷子になっていることを
自覚してないあひるのこがかわいかった。

「なこちゃんとカータロウ」
 
安江リエ・作 織茂恭子・絵 
福音館書店(「こどものとも」2004年6月号 410円(税込)

カラスっていうのが微妙なのかしら。
公園でなこちゃんとカータロウが楽しく遊ぶ話。
みんないまひとつ、お話に入り込めなかった感じがしました。
私は、楽しかったのですが。最初、つまらないなぁ、と
言っていたなこちゃん、最後は満足した顔で風に話しかけて
いて、よかったー。

つぶやき

始まる前に、「今日の感じだと、易しすぎるかなぁ」って
イーダちゃんに言ったら、「難しすぎるってことは
あるかもしれないけど、易しすぎるってことはないですよ」
って言われた。そのとおりだった(笑)。こぶたのぶうは
1歳未満の赤ちゃん向けの話らしいんだけど、こんなに
盛り上がっていいの〜?って感じでしたよ。
全体としては、ちょっと物足りなかったかなぁ。
もう一冊準備しておけばよかったかもしれません。

4月24日(土)2:00〜2:40
 
 
読んだ人・・・・ナナさん
 
参加者数・・・・14人
 
読んだ本と感想
  
 
サリー・シーダー作 リタ・ファン・ビルセン絵 前田美恵子・文 学研 1,260円
男の子が森で巨人と遭遇しました。
でも、それを人に話しても誰も信じるはずがありません。
男の子は巨人に大きなボタンやハンカチ、指輪を借りてきて
みんなに見せるのですが、それでも信じてもらえません。
そうこうしているうちに森から巨人が降りてきて・・・。
巨人がいるのをわかってもらえないむずかゆさと
いよいよ巨人がやってくるというハラハラドキドキ感に
引き込まれるお話なのですが、かなり長いので
小さい子たちはよく頑張って座っていられたなぁと感心しました。
 
川端誠・作 文化出版局 561円
食べ物の本ってどうしてこうもみんな嬉しそうな顔になるのでしょう。
みんなの笑顔がキラキラ輝いていました。前に座った男の子が
ページをめくる度に絵の中のイチゴをつまんで食べるまねをしていたのを
見て、後ろの子たちは「自分だけ独り占めして食べないで!!」と
怒っていました。たとえ絵本の中の食べ物だとしても横取りされたような
気持ちになっちゃうんですね〜。
 
 
アルフ・プリョイセン作 山内清子・訳 林明子・絵 福音館 1,155円
イーダちゃんの講座「おとなたちの絵本部屋」で先日紹介された本です。
林明子さんの具象的で丁寧な絵に、ちょっとおかしなストーリーなところが
ミスマッチでおもしろいです。
でも最後に読むにはちょっと長かったかな。
この絵本、よーく見てみるとどのページにも隠し絵があるんだそうで
イーダちゃんと必死になって探しました。こういった作者の遊びが入っていると
ますます愛おしい本に思えてきます。
 
 
つぶやき
二つも長いお話を読んだのに、大きい子も小さい子も最後まで
静かにちゃんと座っていてくれて感心したというか申し訳なかったというか。
もうちょっと頭も体も発散できる絵本を用意しておけばよかった〜。
だからといって子どもたちの目に見える反応ばかりに
期待しないようにしないとなぁ。。。うーん。 

4月10日(土) 2:03〜2:33
 
読んだ人● イーダちゃん
参加人数(子ども)●  11人(3歳−1人、4歳−4人、5歳−2人、6歳−2人、7歳−2人)
読んだ本と感想
1 『ピッキーとポッキー』 嵐山光三郎・文 安西水丸・絵 福音館書店 880円(税込)
もう終わりつつあるとはいえ、今の時期はお花見が身近に感じるかな〜と思って
選んでみました。みんなでお花見にいくお話です。お弁当に「すみれのサンドイッチ」が
出てきて、「おいしそうだね〜」って私がいったら、みんな声をそろえて、「え〜、まずそう」。
そうかなぁ、私は本当においしそうだと思ったんだけどな。
 
2 『だめだめ、デイジー』 ケス・グレイ文 ニック・シャラット絵 吉上恭太・訳 小峰書店 1,365円(税込)
いきなり、鼻をほじっているドアップの表紙。おはなし会の人気絵本「ちゃんとたべなさい」の
続編です。今度はママに、だめだめ、そんなことしちゃ〜と注意されるくり返し。そのたびに
デイジーは「だって、ママだって・・・」。それに対して、「あれは〜だからよ」と理由をいうのですが、
だんだんどっちが屁理屈をいっているのか、???になってきます。
みんなも、お母さんに「だめ、だめ」ってよく言われる?って聞いたら、みんな
「うん」とうなずいていました。私もです(笑)。
 
3 『わたし』 谷川俊太郎・文 長 新太・絵 福音館書店 880円(税込)
世のおはなし会では、定番中の定番であろう、この絵本。ペンギンでは
初めて読みました。でも、みんな知っているらしく、特に前に座っていた
小学生たちは、私と一緒に声を出して読んでくれました。
子どもと声を合わせて読むのって、気持ちいい!
 
4 『ともだち』 谷川俊太郎・文 和田 誠・絵 玉川大学出版部 1,260円(税込)
続けて谷川絵本。3とあわせて、短くも深い言葉で絵も次々とすすみ、
自分に置き換えやすい絵本かもしれません。厚くても長さを感じさせないというか。
「どんなきもちかな」という項では、子どもたちはひとつひとつの言葉に
「やだ〜・・・」とつぶやいていました。絵本「なかまはずれにされたら、どんなきもちかな」
子どもたち「やだ〜・・・」というように。
で、この絵本の最後は、かなり強烈です。貧しい国の子どもたちの写真があり
「あったことがなくても、ともだち」ときます。さすがに、というか、予想通り、
みんなシーン。静かに本を閉じました。
 
5 『ラーメンのかわ』 赤川 明・作・絵 講談社 1,470円(税込)
本当は時間的にも4で終わりにするつもりだったんですが、あまりにも
シ〜ンとした終わり方は、ペンギンのおはなし会らしくないかと思い、
最後に明るくハチャメチャ絵本を読みました。川にラーメンが流れているのです。
みんな、さっきとはうってかわって大笑いで終わりました。
 
:::つぶやき:::
10人以上参加者がいて、全員女の子というのはペンギンおはなし会史上
初めてのことかもしれません。最初に何組さん、何年何組みなったか
ひとりずつ聞いたのですが、みんな元気よく教えてくれました。
いつものことながら、プレイルームが暑かったね。
みんなよく最後までたえて聞いてくれました。
 
  
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